北小樽のどんづまり、鰊村から情報発信!

むかしの祝津


祝津の印(家印)
小樽は歴史を有する「印」(しるし)が多くあり、商店や石造りの建造物や道具類に、または半纏などに「印」を付けて広告を兼ねて判別に用いていたようです。
漁師の人たちは自分の道具類、特に網には「アバ」と呼ばれる木板の浮きを付け、それに「印」を焼き印して、網が解けて流されて不明になっても、何処の誰の所有であるかわかるようにしていたそうです。また「印」は作業場や船、鰊を背負うモッコなどにもつけられていました。今でも祝津町内を歩くと古い石造倉庫の外壁の上部に、印をついているのを見つけることができます。中には長い間に、風雪にさらされて印の文字を読むことが難しいものもあり、歳月が流れ時代が移り変わると共に、石造りや他の建築物が徐々に減少して消えつつあります。
さらに、親子の代が何代も変わることによって、現存の子孫でも不明であることが少なくない状況です。「印」とは広辞苑(国語辞典)によりますと「印とは他と区別し、まぎれぬよう見分ける為の心覚えとするもの、目印、紋所、徽号の類」とあります。現在でも商店名などにかえて使用されています。範囲は広く、家号、家印、旗印などの総称で、その種類も多数に使用されております。